« 5月13日のあれこれ | トップページ | 5月14日のあれこれ »

2004.05.13

言必信、行必果、脛脛然小人也

s11.gif

 信必信,行必果
「言うことに嘘がなく、行うことは約束通りきちんと実行する。」
 昭和四十七年九月、日中平和条約を結ぶために訪中した田中角栄総理へ、周恩来首相が論語の一節「言必信、行必果」と色紙に書いて贈った。
 角さんはこれを読んでとても喜び、「信は万事の本」(信為万事之本)と返したという。
http://www.china.org.cn/japanese/ja-bangjiao/2-2.htm

 ところが、論語から「言必信、行必果」を捜すと…
http://www.moroo.com/uzokusou/souketsu/rongo/13shiro.html
http://www.asahi-net.or.jp/~pd9t-ktym/7_1.html

子貢問曰、何如斯可謂之士矣、
子曰、行己有恥、使於四方不辱君命、可謂士矣、
曰、敢問其次、曰、宗族稱孝焉、郷黨稱弟焉、
曰、敢問其次、曰、言必信、行必果、脛脛然小人也、抑亦可以爲次矣、
曰、今之從政者何如、子曰、噫、斗肖之人、何足算也、

子貢問いて曰わく、何如(いか)なるをか斯れこれを士と謂うべき。
子の曰わく、己れを行うに恥あり、四方に使いして君命を辱しめざる、士と謂うべし。
曰わく、敢えて其の次を問う。曰わく、宗族孝を称し、郷党弟を称す。
曰わく、敢えて其の次を問う。曰わく、言必ず信、行必ず果、脛脛然たる小人なるかな。抑々(そもそも)亦た以て次ぎと為すべし。
曰わく、今の政に従う者は如何。子の曰わく、噫(ああ)、斗肖の人、何んぞ算うるに足らん。

子貢がお訊ねして言った、「どのようでしたら、士の人と言えるでしょうか?」
先生は言われた、「我が身の振る舞いに恥を知り、四方に使いに出て君の命令を損なわなければ、士だと言えるよ。」
「しいてお訊ねしますが、その次は?」「一族から孝行だと言われ、郷里からは悌順だと言われる者だ。」
「尚、しいてお訊ねしますが、その次は?」「言うことは必ず偽りなく、行うことは必ず果たす。こちこちの小人だがね、でもまあ次に挙げられるだろう。」
「この頃の政治をしている人はどうでしょうか。」先生は言われた、「ああ、つまらない人たちだ。取り上げるまでもない。」

 褒めるつもりなら、北京までやってきた角栄さんへ「行己有恥、使於四方不辱君命」と書いたはず。
 日本国首相は面と向かって、「あんたはつまらない男だが、(他の政治家よりは)ちったぁましだね。」と言われたわけです。

 ちなみに孟子は(梁惠王章句上)、論語をふまえて
 「大人者言不必信、行不必果」(孟子)
 「大人は言必ずしも信ならず、行必ずしも果ならず」
と仰っているそうで。

|

« 5月13日のあれこれ | トップページ | 5月14日のあれこれ »

コメント

Thank you, I just wanted to give a greeting and tell you I like your blog very much.

http://www.socoplan.org">online casino

投稿: online casino | 2004.08.13 19:47

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 言必信、行必果、脛脛然小人也:

« 5月13日のあれこれ | トップページ | 5月14日のあれこれ »